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BORG MCENROE…ボルグ/マッケンロー…


監督:ヤヌス・メッツ
キャスト:
スヴェリル・グドナソン ビヨン・ボルグ
シャイア・ラブーフ ジョン・マッケンロー
ステラン・スカルスガルド レナート
ツヴァ・ノヴォトニー マリアナ





1980年、テニスの聖地ウィンブルドンの決勝で、5連覇を目指す絶対王者のビヨン・ボルグと、“悪童”と呼ばれたライバル、ジョン・マッケンローが死闘を繰り広げた伝説の一戦を映画化したスポーツ・ドラマ。2人の白熱の戦いの行方を、そこへと至るまでのそれぞれの知られざる葛藤とともに綴る。主演はボルグ役に「ストックホルムでワルツを」のスヴェリル・グドナソン、一方のマッケンロー役には「トランスフォーマー」シリーズのシャイア・ラブーフ。監督は「アルマジロ」のヤヌス・メッツ。
 1980年、ウィンブルドン。冷静沈着なプレースタイルで“氷の男”と評された世界ランク1位のビヨン・ボルグだったが、歴史的記録となる5連覇がかかる大会を前に、かつてないプレッシャーを感じていた。大会が進むにつれ、一層ナーバスになっていくボルグは、ついにもっとも信頼するコーチのレナートと婚約者のマリアナに対して感情を爆発させてしまう。一方のマッケンローは審判に悪態をつき、観客からブーイングを浴びるいつも通りの傍若無人ぶりを発揮しながらも、確実に勝ち上がっていく。そしていよいよ、決勝のコートに立つボルグとマッケンローだったが…。






今年の全米オープンテニスで、日本国籍を持つ大坂なおみさんが女王セリーナ・ウィリアムズを破り優勝しましたが、この試合中セリーナの主審に対する態度が問題となり、彼女は警告→ポイントペナルティ→ゲームペナルティと三度に渡り厳しい宣告を受けることになります。
セリーナと主審との間の対立について此処で語る事はしませんが、主審に噛み付くテニスプレーヤーとして先ず一番に思い出されるのが、ジョン・マッケンロー。テニスプレーヤーとしての資質と技術はもちろん世界トップレベルでしたが、そのお行儀の悪さもトップレベル。試合中に感情を爆発させ、時に主審に向かって耳を疑うような悪態を吐く事でも有名でした。そんな彼も間もなく還暦!本作で描かれる世紀の一戦から今年で38年とは…、何とも感慨深いですなぁ。。。


さて本作。邦題は『ボルグ/マッケンロー』ですが、殆どボルグの伝記映画です。彼の母国のスウェーデン映画ですから当然といえば当然か。言語ももちろんスウェーデン語。ウィンブルドン5連覇のかかったタイトルマッチを軸に、"Ice man""Zero emotion"と呼ばれたボルグのテニス人生を、少年期のエピソードに言及しながら描いていきます。其処には意外にも直情的な彼の素顔が剥き出しになっており、常勝の王者たらん為の不断の努力を重ねる孤独な戦士の苦悩を読み取る事が出来ます。体力、気力、知力を消耗させるテニスって、ホント過酷です。。。


それに比べれば、マッケンローのエピソードはいかにも表層的で彫り込みは浅い。しかし、この作品をボルグ伝記作品と捉えればそれも致し方無いかと思います。そもそも、似ても似つかぬシャイア・ラブーフをキャスティングしているところからして、彼が添え物である事は明らか。当時のマッケンローを知る者としては、ラテン(?)の血を感じさせるラブーフに強烈な違和感を感じました。逆にボルグを演じたスヴェリル・グドナソンがボルグ本人に余りに似ている事に、良い意味で衝撃が走ります。

という訳で、ボルグの伝記映画は、ボルグとボルグファンの為の正真正銘のスウェーデン映画でした。ついでですが、ボルグの少年時代を演じた男の子。彼もまたボルグ本人にクリソツで、よくぞこんな子見つけてきたよね…と感心しましたが、何の事は無い。彼の実子だそうです。ちなみに、テニスプレーヤーとしてトレーニング中だとか。。。






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  •   10, 2018 12:12
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