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BREATHE…ブレス、しあわせの呼吸…


監督:アンディ・サーキス
製作:ジョナサン・カヴェンディッシュ
キャスト:
アンドリュー・ガーフィールド ロビン・カヴェンディッシュ
クレア・フォイ ダイアナ
トム・ホランダー ブロッグス/デヴィッド・ブラッカー
ヒュー・ボネヴィル テディ
ディーン=チャールズ・チャップマン
ベン・ロイド=ヒューズ
エド・スペリーアス
スティーヴン・オドネル
ミランダ・レーゾン
スティーヴン・マンガン
ジョナサン・ハイド
アミット・シャー
ペニー・ダウニー
ダイアナ・リグ




 「ブリジット・ジョーンズの日記」「エリザベス:ゴールデン・エイジ」などのプロデューサーとして知られるジョナサン・カヴェンディッシュが、自身の両親の感動の実話を自らのプロデュースで映画化。28歳でポリオを患い、人工呼吸器なしでは生きられない身体になりながらも、妻の献身的な愛と家族や友人たちとの強い絆に支えられて、前向きに人生を謳歌した主人公の奇跡の物語を綴る。主演は「ハクソー・リッジ」のアンドリュー・ガーフィールドとTV「ザ・クラウン」のクレア・フォイ。共演にトム・ホランダー、ヒュー・ボネヴィル。監督は「ロード・オブ・ザ・リング」のゴラム役や「猿の惑星」のシーザー役などパフォーマンス・キャプチャーの演技で活躍し、本作が長編監督デビューとなるアンディ・サーキス。
 1958年、28歳のロビン・カヴェンディッシュは、出張先のナイロビでポリオに感染し、首から下が全身マヒとなり、人工呼吸器なしでは息もできくなってしまう。それは、美しい妻ダイアナと結婚してまだ間もないときだった。医師からは余命数ヵ月と宣告され、絶望に打ちひしがれるロビンは、生まれてきた息子ジョナサンを見ることさえ拒んでしまった。それでもダイアナは献身的に夫を支え、彼の望みを叶えるべく、医師の強い反対にもかかわらずロビンを自宅で看病しようと決意する。それはあまりにも危険で無謀なことに思われたが、その決断がやがてロビンの運命を大きく変えていく。





主役のアンドリュー・ガーフィールドは、繊細で上品な役柄の似合う役者さんで、その若さ故に、時に脆く痛々しい印象を与えることもしばしば。それでも、私とってはお気にの一人なので、『ハクソー・リッジ』『沈黙-サイレンス-』あたりは観るべきと思いつつ、当時はちょっと悲惨なお話を避けたい気持ちが強く、結局は今日まで観ず仕舞いです。ところが、久しぶり今作で見た彼は、キャリアを重ねたせいなのか、随分と骨太な演技を見せていて、新鮮な印象でした。そうか、若かった彼も御歳35才か、当然と言えば当然です。悪くないな。


さて、本作。お涙頂戴の薄っぺらな感動モノなら嫌だなという懸念は不要でした。呼吸器に頼る生活を強いられ自己憐憫に陥った主人公ロビンを叱咤激励する妻ダイアナの決意が、二人の運命を導く。常識を疑い覆すエネルギーは、 家族や友人に恵まれるという幸運をも引き寄せ、次々と夢を実現させます。
其処にはおそらく、語られていない負の側面があったに違いありません。しかしそれに触れずともリアリティが感じられるのは、何よりキャストの功績。夫役アンドリュー・ガーフィールドだけでなく、妻役クレア・フォイの瑞々しい演技も見どころです。


物語の終盤、彼らの二人三脚の生活への幕引きのエピソードが秀逸。支え合いながらも自立した自我があるからこそ辿り着くことの出来た終着点でした。何とも羨ましい。

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  •   20, 2018 17:00
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