Potiche…しあわせの雨傘…

POTICH~1
監督:フランソワ・オゾン
出演:カトリーヌ・ドヌーヴ、ジェラール・ドパルデュー、ファブリス・ルキーニ、ジェレミー・レニエ


期せずして、フランソワ・オゾンの作品が続いてしまった…。
カトリーヌ・ドヌーヴ主演『しあわせの雨傘』。この邦題は、ドヌーヴの若き日の人気作『シェルブールの雨傘』へのオマージュを込めてつけられたと思うけど、こういう観客動員目当てのタイトル選びはよろしくないです。はっきり言って嫌い。内容にそぐわないタイトルに釣られて観に来た観客に対しても、映画に対しても失礼と思う。

オリジナルの“potiche”は、観賞用の大型陶磁器の意で、字幕では「飾り壷」と訳されてました。映画の内容は、長年に渡り家庭内で飾り壷のように扱われていたブルジョワ夫人が、夫の病気をきっかけに会社経営を任され社会参加。持ち前の人柄の良さが思わぬ成功を生み、とうとう政治家としてデビューするというもの。
家庭内に閉じ込められていた女性が能力を発揮する機会に恵まれ、自己実現を果たすという夢のようなサクセスストーリーとはいえ、それはそこ、さすがのフランス映画で、過去の恋愛事情やら夫婦のすれ違い、親子の葛藤etc...、ゴタゴタが皮肉たっぷりに盛り込まれている。こんなの有り?ってな辛口エピソードも多いけれど、ま、でも全体的な印象は、お気楽な人間模様です。

カトリーヌ・ドヌーヴは、ここでも貫禄の演技で良家の奥様を美しく演じて居られます。なにより、この役柄をご本人が楽しんでいるのが伺えて面白かった。フランス人俳優の贅沢な布陣も悪くないです。

スポンサーサイト
  •   09, 2011 17:03
  •  0
  •  0

Comment 0

Leave a comment