INSIDE JOB…インサイドジョブ 世界不況の知られざる真実…


監督:チャールズ・ファーガソン
ナレーション:マッド・デイモン


第83回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を獲得した『インサイド・ジョブ 世界不況の知らぜらる真実』。2008年9月に起きたリーマンショックに始まる世界的金融危機の原因を探るドキュメンタリー映画で、そこには、アメリカ金融界と政治との間に潜む根深い癒着に切り込もうという熱意が込められている。

あの時、金融危機の原因と取りざたされたサブプライムローンとそれを取り込んだヘッジファンド、それを生むきっかけとなった金融工学と投資銀行の成り立ち、それを助長した規制緩和政策と、その政策に関わった金融界と経済学者らの人脈、そして今も経済政策に関わる政治家達…、と“芋づる”式にその歴史的経過を引き出していく。
グリーンスパン、サマーズ、ポールソン、バーナーンキ、ガイトナーなどなどお馴染みの名前が登場し、アメリカ金融界が政治に対して絶大な影響力を及ぼしている現実を見るにつけ、あの金融危機が国家がらみのねずみ講と呼ばれる事に思わず納得したくなる。

すべてを真実として受け入れる事は危険だけれども、巨大な投資銀行を生み出すきっかけとなった“deregulation”のパワーが人々の欲望を呑み込む現実は、いまやもう否定することは出来ない…。



最後に、実際のインタビューに答え登場するのが、

著名投資家のジョージ・ソロス氏、
IMF(国際通貨基金)のドミニク・ストロス・カーン専務理事、
シンガポールのリー・シェンロン首相、
フランスのクリスティーヌ・ラガルド蔵相、
米ジョージ・W・ブッシュ政権の大統領経済諮問委員会議長で現在は米コロンビア大学ビジネススクールのグレン・ハバード学長、
米ロナルド・レーガン政権の主席経済顧問であった米ハーバード大学のマーティン・フェルドスタイン教授、
金融危機を唯一予言したと言われる米ニューヨーク大学のヌリエル・ルービニ教授、
FRB(米連邦準備制度理事会)の元議長であるポール・ボルカー氏、
ニューヨーク州の元知事であるエリオット・スピッツァー

の面々。
もちろん、今現在も金融政策に携わる人物達はインタヴューに応じてはおりませんよ。



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  •   28, 2011 23:30
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