Käsky.:Tears of April…4月の涙…

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監督:アク・ロウヒミエス
キャスト:サムリ・バウラモ、ピラ・ビータラ、イーロ・アホ
言語:フィンランド語


1917年のロシア革命に呼応し独立したフィンランドで、翌1918年に起きた富裕層・白衛軍VS労働者層・赤衛軍の内戦。その混乱の中、一組の男女が辿る悲痛な運命を描いたフィンランド歴史映画『4月の涙』を観た。原題の“Käsky”とは、戦争状態における指令の意。

キャッチコピーは白衛軍准仕官と赤衛軍女性リーダーの悲恋物語を連想させるが、実はもう一歩踏み込んだニュアンスを持った映画で、戦争という暴力があらゆる意味での人間性を荒廃させるという、メッセージが込められていると思う。
特に後半、女性リーダーの裁判にあたる判事が登場してからは、登場人物の内面が深く静かに語られ、R-15指定たるエピソードが満載でありながら、サティ、ショパン、ベートーベンなどの楽曲のもと、映画はウンと格調高くなる。教養人たる主人公と判事夫妻がゲーテの“魔王”を語るエピソードは、なかなか興味深いです。。。

終盤まで結末の読めない筋立てのおかげで、最後まで緊張感を持って鑑賞。エンドロールに使われた当時の実写真が、悲惨な歴史を真摯に語っている。

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  •   02, 2011 23:30
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