The Blind Side・・・幸せの隠れ場所



日本ではアクションコメディエンヌとして人気が高いサンドラ・ブロックが、オスカー初ノミネートを果たした映画『しあわせの隠れ場所』。
保守層の多いテネシー州メンフィスで、超富裕層の白人女性がホームレス同然の黒人高校生を自宅に保護し、やがては全米の名門大学からスカウトされる程の名フットボールプレイヤーに育て上げるという実話が基になっている。モデルとなったマイケル・オアーは奨学金を獲得しミシシッピ大学へ進学、その後2009年のNFLドラフト一巡目でボルチモアレイブンズに指名され、新人ながら先発メンバーとなっているそうだ。

原題の『The Blind Side』とは、アメフト攻撃陣の要であるクォーターバックの死角を意味しており、主役のマイケルはその左死角を守るレフトタックルというポジションを務めるプレーヤー。映画の冒頭、アメフトゲームにおけるレフトタックルポジションの重要性を判りやすく説明してくれるので、ワタシの様なアメフト音痴でも十分理解可能。

しかしこの映画のテーマは、スポ根サクセスストーリーではない。富裕層の白人女性が、一人の黒人少年と偶然に出会い、社会的偏見に屈することなく家族と共に成長する様子を描いた人間ドラマなのである。

ただね、この映画、評価が難しい。ランディせんせによると、アメリカでは人種差別映画として批判する人もいるらしく、確かに与える側の心理描写が浅いせいか、一方的な唯我独尊の空気が漂う。白人女性の夫や子供たちが、全くの迷い無くマイケルを受け入れる様子は奇異にも見えるし、第一、サンドラ・ブロックがブロンドヘアーって事もひっかかる。

それでも私はこの映画は観る価値のある映画だと思うし、観た後に残る爽やかさはサンドラ・ブロックの上質な演技によるところが大きい。はてさて、オスカーは彼女の手元にやってくるかな?






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  •   02, 2010 14:38
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