MEIN BESTER FEIND: MY BEST ENEMY…ミケランジェロの暗号…

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監督:ウォルフガング・ムルンバーガー
キャスト:モーリッツ・ブライブトロイ、ゲオルク・フリードリヒ、ウルズラ・シュトラウス、マルト・ケラー、ウド・ザメル、ウーベ・ボーム、メラーブ・ニニッゼ、ライナー・ボック、カール・フィッシャー、クリストフ・ルーザー、セルゲ・ファルク
言語:ドイツ語

(allcinema映画データベースよりコピペ)
第二次大戦下のウィーンを舞台に、ミケランジェロが描いた一枚の絵を巡って、ナチスを相手に命を懸けた虚々実々の駆け引きを繰り広げるユダヤ人画商一家の運命を、ユーモアを織り交ぜつつスリリングに描いたエンタテインメント・サスペンス・ミステリー。主演は「es [エス]」のモーリッツ・ブライブトロイ、共演にゲオルク・フリードリヒ、ウーズラ・シュトラウス。監督はオーストリアの俊英ヴォルフガング・ムルンベルガー。
 1938年、オーストリアのウィーン。画廊を営むユダヤ人一族のカウフマン家は、ムッソリーニも欲しがるという国宝級の逸品、ミケランジェロの素描を隠し持っていた。ある日、息子のヴィクトルは、兄弟同然に育った使用人の息子ルディと久々の再会を果した際、その絵の隠し場所を教えてしまう。しかし、ナチスに傾倒していたルディは、昇進を狙ってそのことを密告、追い詰められた一家は、スイスへの亡命を条件に絵の引き渡しに合意するのだったが…。







邦題からは“ダヴィンチ・コード”のような謎解きサスペンスを連想できるし、“ヒットラーの偽札”のプロデューサーが製作に参加と聴けばユダヤ人の悲劇を想像、おまけに予告編は壮絶なサバイビングストーリーをちらつかせている。しか~し、実際の映画はいずれにも当てはまらない、人間の欲望の本質に迫るコメディドラマだった。

これオーストリア映画というところがミソで、かなり自虐的に当時のナチスドイツを揶揄しつつ、ユダヤ人画商のしたたかさを織り交ぜ、ユダヤ人とアーリア人の間に潜む根深い溝を描いてい点が興味深い。各所に仕掛けてあるユーモアとアイロニーは的を得ていて、かなり笑えます。あまり生真面目に構えず、そのへんのところを楽しみつつ、ちょっぴりハラハラドキドキして、ラストの落ちに期待しましょう。ミケランジェロの真作の在り処は早々読めるし、ストーリーのご都合主義も否めないけれど、主人公の最後の眼差しはかなり“いい感じ”。




オリジナルタイトルの意味は、『我、最良の敵』といったところ。この作品の本質を導く良いタイトルです。




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  •   12, 2011 18:00
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