Frozen River・・・フローズンリバー



『フローズンリバー』は、カナダ国境沿いの田舎町に住む二人の母親の、危ないアルバイトの顛末を語る映画。
とはいっても誤解の無いように…、彼女たちは不法移民の運び屋として、全面結氷したセントローレンス川を車で走る。白人のレイと先住民モホーク族のライラは、貧困から這い上がり、我が子との生活を維持するために、やむなく犯罪に手を染めるが、彼女たちの母性が、結果として自身の人間としての尊厳を守る事となる。

アメリカの貧困問題、先住民の自治と保留区問題、人種差別に不法移民問題(『虹頭』)等等、扱う社会問題もリアルなら、主人公たちの荒んだ生活ぶりも丁寧に淡々と描写される。派手な演出もアクションも無いのに、緊迫した時間が流れ、終盤、先の読めない展開から目が離せない。

しかし、それにしても、貧困の連鎖はとにかく根が深い。

スポンサーサイト
  •   30, 2010 18:13
  •  0
  •  0

Comment 0

Leave a comment