RENOIR…ルノワール 陽だまりの裸婦…

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監督:ジル・ブルドス
出演: ミシェル・ブーケ、クリスタ・テレ、ヴァンサン・ロティエ、トマ・ドレ、ミシェル・グレイゼル、ロマーヌ・ボーランジェ


<allcinema 映画データベースよりコピペ>
印象派の巨匠オーギュスト・ルノワールの晩年を「黒衣の花嫁」「トト・ザ・ヒーロー」のミシェル・ブーケ主演で映画化した伝記ドラマ。彼のひ孫ジャック・ルノワールの原作を基に、病に苦しむルノワールが苦境の中で描き上げた最晩年の傑作“浴女たち”の誕生に秘められた物語を、彼の最後のミューズとなった女性アンドレとの関係を軸に描き出す。ヒロイン、アンドレ役はフランス期待の若手クリスタ・テレ。監督は「メッセージ そして、愛が残る」のジル・ブルドス。
 1915年、コート・ダジュール。晩年を迎え、病に冒され絵筆を持つことも困難になったルノワール。最愛の妻に先立たれ、そのうえ次男のジャンも戦地で負傷したとの知らせまで舞い込む始末。そんな失意のルノワールの前に、モデル志願の若い娘アンドレ(通称デデ)が現われる。その美しさに思いがけず創作意欲をかき立てられたルノワールは、彼女をモデルにした新たな裸婦像の製作に乗り出すが…。





日本にもファンの多いルノワールの晩年を描いたという触れ込みの本作。小さなハコは年配の観客を中心にほぼ満席でした。
20世紀初頭のコート・ダジュールは豊かな自然と明るい日差しに恵まれ、年老いたルノワールの創作意欲を穏やかに掻き立てる要素として描かれていますが、実はこの映画、もう少しエグい側面を持っています。
柔らかな日差しをあでやかに映し出し、良い意味で貪欲に生を謳歌するミューズ・アンドレの美しい肉体を呈示する一方で、キッチンで捌かれる魚のはらわた、病に蝕まれ醜く衰えていくルノワールの四肢、泉の畔で朽ち果てる獣の遺骸、第一次大戦のフランス傷痍兵の痛ましい傷跡等々の映像を差し込む事により、ルノワールの生命に対する執着を暗喩する…。かなり屈折した手法ではありますが、明るい色調と柔らかな陰影を特徴とする画風とはかけ離れた、彼の芸術家としての激しい情熱を感じずにはいられません。

後半、アンドレと次男ジャンの恋愛エピソードがクローズアップされる辺りからストーリーが迷走し、作品としての品格がちと落ちるのが残念。アンドレの稼ぎ場、場末のキャバレーのデカダンスぶりが見事だっただけに、もったいない印象が残りました。


フランス映画にしては台詞が少なく短めなので、仏語聞き取りの得意な方には良いトレーニングになりそうな作品でした。腕に覚えのある方は是非、ディクテーションにチャレンジあれ!!!
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  •   12, 2013 22:00
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