The Motel Life…ランナウェイ・ブルース…

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監督:アラン・ポルスキー
キャスト: エミール・ハーシュ、スティーヴン・ドーフ、ダコタ・ファニング、クリス・クリストファーソン



(allcinema映画データベースよりコピペ)
固い絆で結ばれた兄弟の切ない逃避行を「イントゥ・ザ・ワイルド」のエミール・ハーシュと「SOMEWHERE」のスティーヴン・ドーフの主演で描いたインディ・ドラマ。共演はダコタ・ファニング、クリス・クリストファーソン。監督はこれがデビューとなる兄弟、アラン・ポルスキーとガブリエル・ポルスキー。
 幼くして両親を亡くしたジェリー・リーとフランクのフラナガン兄弟。兄のジェリー・リーは子どもの時に負った大怪我のせいで、何をやってもうまくいかない。それでもフランクが兄を見捨てることなど決してなかった。そんなある日、ジェリー・リーは子どもをはねて死なせてしまう。責任を感じて自殺を図り病院に運び込まれた兄を、フランクは病院から連れ出し、2人で逃亡する。そして今も想い続けるかつての恋人アニーのもとへと車を走らせるフランクだったが…。





いやはや、こちらも破滅的なアメリカの若者たちを描いた悲しい作品です。実は昨日アップした『セインツ…』とダブル鑑賞したので、まさにダブルパンチを喰らった感の疲労。久しぶりの絶望的な気分に、ついついワインが進みましたわ。。。

ある意味、貧困の連鎖を物語るシチュエーションは、日本でも多く語られるところではありますが、実のところアメリカのそれは、セーフティネットの不十分さも手伝ってとにかく半端無いらしい。
今作はそんな社会問題には触れないものの、それでも貧困に不幸が次々と襲い掛かり、主人公兄弟には苦労が絶えません。生きる事に不器用でグダグダの兄に健気で繊細な弟の組み合わせは独特の兄弟愛を醸し出し、二人の現実逃避の手段として語られる夢物語さえ、抑圧されたタッチのアニメーションで描かれ、哀しさと切なさだけが増幅されていきます。
そしてこの兄弟に繋がる人々も、これまた未来を現実的に語る術を知らず、セックスとドラッグとギャンブルと…、日々刹那的に生きてゆく

そんな状況の中、健気に兄を庇いサポートする弟フランクに、かつての雇い主アール・ハーリーがかける言葉が胸に響く。
『お前は立派な男だ。自分をクズだと決めつけて道を選ぶんじゃない。負け犬のように振る舞うな、胸を張って生きていけ!』
いやあ、泣けますね。作品中唯一の、愛と希望に満ちた言葉です。泣けます。



フランクを演じるエミール・ハーシュが何処までも切なく、アニー役のダコタ・ファニングは哀しく美しい。不幸な若者に、果たして再生の兆しは訪れるのか…。












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  •   13, 2014 12:00
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