The Railway Man…レイルウェイ 運命の旅路…


監督:ジョナサン・テプリツキー
キャスト:コリン・ファース、ニコール・キッドマン、ジェレミー・アーヴァイン、ステラン・スカルスガルド、サム・リード、石田淡朗、真田広之


(allcinema映画データベースよりコピペ)
太平洋戦争当時、日本軍は補給路確保のため、タイとビルマを結ぶ鉄道“泰緬(たいめん)鉄道”の建設に乗り出す。その際、日本の捕虜となった連合軍兵士も建設に動員され、劣悪な環境の中で多くの死者を出すなど“死の鉄道”と呼ばれて戦後に国際的な問題となった。本作は、そんな英国兵捕虜の一人エリック・ローマクスが自らの過酷な捕虜生活と、憎しみの対象であった日本人通訳・永瀬隆との奇跡の再会と和解を綴った自叙伝『泰緬鉄道 癒される時を求めて』を映画化したヒューマン・ドラマ。後年のエリック・ローマクスとその青年時代を演じるのは「英国王のスピーチ」のコリン・ファースと「戦火の馬」のジェレミー・アーヴァイン、一方の永瀬隆役には、それぞれ真田広之と石田淡朗。共演にニコール・キッドマン、ステラン・スカルスガルド、サム・リード。監督はオーストラリア出身のジョナサン・テプリツキー。
 鉄道オタクの初老男性エリック・ローマクスは、列車の中で出逢った女性パトリシアと恋に落ち結婚する。幸せな結婚生活を送る2人だったが、ほどなくパトリシアはエリックが第二次大戦のトラウマにいまも苦しめられていることを知る。英国軍兵士だった彼はシンガポール陥落の際に日本軍の捕虜となり、鉄道建設に駆り出されて悪夢のような日々を送ったのだった。彼の苦しみを癒そうと献身的に支えるパトリシア。そんな中、退役軍人仲間から、憎き日本軍の通訳・永瀬隆が今も生きてタイに暮らしていると知らされ、動揺を隠せないエリックだったが…。





タイ⇔ビルマ間を結ぶ鉄道“泰緬(たいめん)鉄道”といえば、バンコクから車で二時間程のカンチャナブリにあるクウェイ川鉄橋が有名。映画『戦場にかける橋』の題材となっているこの地は、今や日本人向けのバンコク日帰りツアーも設定されている観光地となっています。が、私、在タイ中に行きそびれてしまいました。残念…。

ま、そんな事と、大好きコリン・ファースとニコール・キッドマンが主演という事も相まって、いつもどおり、最小限の予備知識でもって観て参りました。
導入部、コリンの鉄道オタク演技とロマンチックな結婚エピソードにウットリ…したのも束の間、突然描かれる主人公エリックのPTSD。アワワ、と思っているうちに、悲惨な戦争捕虜体験の現場に突き落とされ言葉を失います。第二次大戦中の日本軍による戦争捕虜冷遇のエピソードは、度々映画にも描かれ批判に晒される事も多いのですが、本作品の本意は実は其処にはあらず、あくまでも崇高な意思を持つ主人公エリックの心理描写にあり、恐怖と哀しみと憎悪の果てに行き着く、一種悟りの心境に等しい"赦し"の瞬間には、他者には踏み込めない静謐な空気が漂います。

コリン・ファースの熱演とニコール・キッドマンの控えめな演技、そして何より、主人公の自伝小説という動かしがたい真実に基づくストーリーが、深い感慨を呼ぶ佳作でした。
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  •   02, 2014 16:00
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